観光をより楽しむため観光地の課題を自分事として受け入れる
前回の記事でも書いた先週末のマチホメによる兵庫県加西市でのフィールドワークは台風直前に無事に帰ってきました。くまえ ひできです!
前回の記事↓
http://aoikumanoato.hatenablog.com/entry/2017/10/22/042713
フィールドワークを振り返って、現状を知るためにはやはり現場に出向くのが一番だと実感しました。
フィールドワークの一環で西在田地区と九会地区のふるさと創造会議で現地の担当者から地区での取り組みや現状のお話を聴いてきました。
ふるさと創造会議とは加西市内のそれぞれの地区にある課題やテーマを細かく対応するためにできた各地区による団体です。
ネットや雑誌などのメディアを見ると加西市の特産品や取り組みなど色々あって賑やかですよね。
でも、それは情報全体の中の一部であり一つの側面でしかありません。
特産品があっても認知されず広める力もなく渋っていたり、住人が主体的でなかったり色々課題はあります。
マイナス面だけではないです。例えば鹿の牧場を創りたいと面白い夢を掲げてもいて、そういった現地の方の思いも現場に行って得られる情報です。
今回は観光でなくフィールドワークということで行ったので現地の様々なテーマや課題がわかった上で僕個人に何ができるかということを練っています。
「観光」という単語を挙げてハッとしたのですが、ただの観光をより楽しむための手がかりを発見したかもしれません!
それは観光地で見聞きし得られた情報を自分事として受け入れることです!
現地に行って見聞きして「ふーん、そうだんだ」「凄いなー」で済ませることも勿論良いんです。でもそれ以上に楽しい観光になると思います。
突然ですが、
大学進学を考えている学生時代をイメージしてください。進学したい大学のオープンキャンパスに行ったりしますよね。僕は行かなかったですが。
オープンキャンパスに行ったらネットやパンフレットだけではわからない現地独特の情報が得られたはずです。
そして、自分がその大学に進学したらどんな学生生活を送っているのかをより鮮明にイメージします。そしてそのために情報収集や勉強を頑張ります。
理想の大学生活にイメージしている時ってワクワクしませんか?その大学生活を実現するために情報収集や勉強をしている時って大変な中でもワクワクしませんか?
それは自分がその大学に行くと自分事になっているためです。自分事になるってそのような感じです。
ただ、観光に行って観光地のことを自分事として受け入れるといわれてもどうしたら良いかよくわからないですよね。
自分事として受け入れるを別の言い方で言い換えると主体的に参加してみるということです。
今回の加西市のフィールドワークで現地の特産品に触れたり、観光地を巡る中でメディアに載っていない現状や課題も知れました。
その上でその地域の人たちが持っているテーマや課題の解決のために自分ができることは何かを問いてみます。
同じように観光地のテーマや課題の部分まで見聞きした上で観光客が自分のできることを考えて行動に移すことで主体的に参加できますよね。
例えば、良いなと思った特産品を自分のSNSやブログなどで紹介できます。また、現地の人がホームページを作れなかったら作れる人が手伝うこともできます。
つまり、観光客自身のスキルや経験を生かすこととその恩恵を受けて観光地が現地の課題解決に繋がることを同時に実現することができます。
そんな観光もありではないだろうかと考えています。